五つのバランス5⃣
五行
東洋の占いでは五つのバランスを大事にします。陰陽五行は自然界のあらゆるものが「陰」と「陽」から成り立つと考え、自然の変化や関係性を「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類します。
- 木
- 火
- 土
- 金
- 水
冬(水)12~2月
『冬』は、木・火・土・金・水の中で、『水』に属する為、『腎』、『膀胱』のバランスが大事になります。冬至に向けてますます日照時間が短くなり、陰のエネルギーが日に日に高くなっています。冬至にかけて最も高まる陰の気には、「静」の性質があります。植物は休眠し、動物は冬眠し、静かに過ごす季節なので私達も活動的に行動するより、しっかり睡眠をとってゆっくり過ごすのが冬の健康的な過ごし方として最適です。12月に入ると何かと忙しくなる人が多いですが、一息ついてペースを落とすことが冬の養生に繋がります。ただ、陰の性質である「静」が高まり過ぎると、「気」「血」「水」の動きが滞ってしまうので少しでも適度に身体を動かすことは大切です。
冬に労わるべき腎は、腎臓だけでなく副腎、膀胱、生殖器などです。エネルギーを蓄え、代謝を整える働きを持つ部位で、冬はこの腎が弱まりがちになり、冷えやむくみ、乾燥などの悩みが深まります。衣食住の工夫をしっかり整えたいものです。
腎は冷えに弱い臓器なので、冬の寒さを我慢しすぎるとダメージを受けます。首、手首、足首の「3つの首」と腰は血管や神経が束になっているところなので、常に温かく保ちたい。マフラーや腹巻、手袋や靴下などでの保温や、足浴や半身浴を取り入れると良いかと思います。
冬の食べ物
より多くビタミンCとタンパク質を意識していただきたい季節です。
『腎』の働きを高めるおすすめ食材をご紹介します。
野菜 エノキ 、エリンギ、ぎんなん、大根 白菜、かぶ、百合根、ねぎ、にら、しょうが、れんこん、山芋、チンゲン菜、ほうれん草、人参、カリフラワー、ブロッコリー、野沢菜、芽キャベツ、そば、くるみ
果物 りんご、みかん、レモン、きんかん、ゆず、かりん
魚介 たら、ぶり、あんこう、さわら、ふぐ、かき、はまち、うなぎ、きんき、こはだ、さば、さけ、
などを食べることはお勧めです。塩辛いものを程よく摂ることは、『腎』の働きを助け、水分代謝を調節してくれます。またなるべくカフェイン少な目で温かい水分補給、水の循環が体に必要です。
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