コミュニケーション

話す人　

人によって話して伝えるのが得意な方と、話さないでも察して欲しい人がいるようです。話して伝えられる方は相手の反応も気にするし、認めて欲しいし、共感して欲しい。いつも子供のようなピュアな方かもしれません。感情のままにぶつけられても聞く方はなかなかしんどいはずで、受け止めるほうはかなりのエネルギーを必要とします。言いたいことばかりで相手の事はあまり考えない方も多く、自己中心的なお話を良くお聞きします。ご家族や知人、会社や学校などにこのような方がいるといつも気を使い、聞き役になる方も多いのではないでしょうか？

話さない人

話さないで察して欲しい方が周りにいる場合、何を考えているのか分からなくて、ご家族でも意思の疎通が取れずに困るお話を良くお聞きします。特に困るのがお金のことで、先の計画が全く立てられない人が相手だと、お金を使う事や住む場所などの話し合いに耳を傾けてもらえないそうです。住宅の場合は賃貸や購入の話が出来ない、子供の教育資金でどのくらい必要になるかの相談が出来ない、預貯金が家にどれぐらいあり、どのくらい使っているのか把握できない、パートナーや夫婦で別の財布であることでお金の管理方法が違うため、自分の手元を見せたがらないことも大きいようです。また定年が先に延び、まだまだ働けるように企業も変わってきましたが、それでもお金に関するお互いの価値観の違いはあるみたいです。もっと生活費を必要とするのに自由に使えない、買い物をするたびにうるさく言われるなど普段あまり話をしないのに、小言だけ言われてもいい気分がしないのは理解できます。

伝え方

何を話すかで知性が分かり、何を話さないかが品性で、どう伝えるかで人間性が出ると言われたことがあります。話をし過ぎることもありますが、話さないのも伝わらないので程よいバランスでコミュニケーションを取りたいところです。長く付き合いのある家族や親せきの場合は改善がなかなか難しく、期待することをあきらめた後からスムーズに事が流れていく場合もあります。

伝え方は大事です。イヤな感情や予測はまず思わないようにして、スムーズに話が出来ますように。